「今までは必要な時いつでも融資してくれた銀行が、二期連続赤字になった途端急に冷たくなり、融資をしてくれなくなった」 これは銀行と長年融資取引してきた社長さんの素朴な疑問です。 決算内容が良ければ銀行は融資してくれるが、赤字企業にはなかなか貸してくれない。これは世間一般の常識です。ではなぜ赤字企業には融資してくれないので...
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会社の運営をする上で、金融機関との交渉は欠かせない業務の一つです。口座の開設、公共料金の引き落とし、給与振り込み、その他支払業務など、銀行の業務は自動化され銀行員の数は今後減ると思われますが、銀行の機能としてはまだまだ取って代わられる事はないでしょう。 その金融機関との取引の中で、両者とも気をつかうのが融資取引について...
事業資金の結末と題してここまで説明してきましたが、今回の任意売却と競売という不動産処分がいろいろな意味で「最後の手段」、しかしできれば選択して欲しくない手段です。 今回の内容をぜひ参考にしていただき、万一決断されるときには慎重に慎重を重ね考えてください。 任意売却と競売、それぞれ必須のプロセスがある 任意売却、競売(け...
第3回 代位弁済(保証付き融資の場合)に引き続き、プロパー融資の場合に「期限の利益喪失状態になったあとで、何が起こるのか?何が起こるのか?」について説明します。 債権回収方法~プロパー融資は一つずつ手順を踏む プロパー融資が保証付き融資と違う最大のポイントは「保証が無い、代位弁済してくれる相手がいない」という点です。銀...
会社を運営するにあたり、規模や業種にかかわらず、設備投資は欠かせません。パソコンやプリンタ、営業車などといった汎用的な設備はもちろんの事、何千万円もする専用的な設備を所有する会社もあります。 多くの会社では、上記のみならず、3Dプリンタや社内サーバー、NC加工機、コンプレッサーなどを所持しており、それらは日常業務に欠か...
第1回でリスケ(返済条件の変更)、第2回で期限の利益喪失についてお話ししました。 今回は、返せなくなることが決定的となり、もうリスケでしのぐこともできなくなった状態、つまり期限の利益喪失状態になったあとで、何が起こるのか?についての話しです。 融資が保証付きか?それとも保証なしで銀行から直接融資を受けたいわゆるプロパー...
第1回リスケでは「元金返済は無理だけど、利息10万円だけなら払える」といったように、条件付きでも返済できる状態ならリスケ対応をして、少しずつでも返済していくことをお話しました。 しかし今回は、返済を続けていくことができなくなるというお話しです。 これには2つのケースがあり、1つ目は「もう払えなくなったから、返済していく...
事業資金融資の結末はいくつもあります。もちろん最後までしっかり返済することが理想なのは言うまでもありません。 では、逆にあまり見たくない結末、あるいは不幸な結末とはなんでしょう?そのキーワードになるのは「返せなくなった」場合のことです。 今回は「事業資金融資が返せなくなったらどうする?どうなる?」をテーマに、私の経験を...
「これがあれば融資する」「こういう会社には融資しない」 こういった銀行融資の審査基準を知っていれば、融資申し込みはすごく有利になるでしょう。 しかし銀行融資の審査基準は極秘事項です。 審査の不備から融資が回収不可能になり、最悪では銀行経営を揺るがすような事態に発展することを避けるため、融資審査は公正でなければいけないか...
「銀行は融資審査で何を見るのか?」 「銀行の融資審査基準は?」 「審査にマニュアルはあるの?」 「銀行融資の裏技はあるの?」 事業資金融資の審査におけるプロセスや手法を、銀行は絶対に教えません。 ですから今回お話しすることは、銀行融資審査の裏ワザ、マル秘テクニックといった類のものではありません。 しかし「銀行の目線がど...